本文へスキップ

結婚式の費用はいくら?項目別の内訳と予算の立て方

結婚式に本当にかかる費用を、料理、会場、衣装、写真、引き出物など項目別に解説します。ゲスト70名の具体的な試算例、ゲスト1人あたりの費用という一番役立つ考え方、ご祝儀との関係、そして見積もりで見落としがちな出費と、目立たずに節約するコツまで紹介します。

· 1分で読めます

「結婚式 費用」と検索すると、全国平均の金額がずらりと出てきます。でも、その数字はほとんど役に立ちません。親族だけ20人のレストランウェディングと、ゲスト120人のホテル挙式は、「結婚式」という言葉以外に共通点がないからです。

本当に知るべきなのは、ふたりの結婚式で、ゲスト1人あたりいくらかかるのか。この数字がわかれば、予算全体がぐっと見通しやすくなります。ここでは計算のしかたを、具体的な試算例と、見積もりが膨らむ原因になりやすい項目とあわせて紹介します。

平均費用があてにならない理由

よく見かける平均額は、数百万円台です。それはそれとして、この平均には、入籍後の食事会から、何日もかけるリゾートウェディングまでが混ざっています。地域の違い、季節、そして何よりゲストの人数が反映されていません。

費用に一番大きく効くのは、ゲストの人数です。料理、飲み物、引き出物、引菓子、席札や席次表、招待状、会場の広さ。ほとんどすべてが人数に比例して増えていきます。ゲストを100人から70人に絞るほうが、装飾をどれだけ工夫するよりも大きな節約になることがほとんどです。

だからこそ、最初に決めるのは二つの数字だけで十分です。実際に用意できる総額(ふたりの貯金と、もしあれば両家からの援助。できればローンは使わずに)と、ざっくりとしたゲストリストです。

ゲスト70名の結婚式、費用はいくら?試算例

ある架空のカップル、健太さんと美咲さんを例にします。6月の土曜日、地方都市の結婚式場で、挙式と披露宴を同じ会場で行い、ゲストは大人70名。「豪華すぎず、きちんと感のある」結婚式を目指しています。以下の金額はこうした結婚式を想定した仮の数字で、相場の基準ではありません。実際の見積もりは、場合によって大きく変わります。

項目試算額割合
料理・飲み物(70名 × 18,000円)1,260,000円30%
挙式料・会場使用料600,000円14%
衣装(ドレス・タキシード・小物)450,000円11%
引き出物・引菓子(70名 × 6,000円)420,000円10%
写真・映像350,000円8%
装花・会場装飾250,000円6%
司会・音響200,000円5%
結婚指輪200,000円5%
ヘアメイク・着付け150,000円4%
ウエディングケーキ・演出120,000円3%
招待状・席次表・席札などのペーパー類100,000円2%
お車代・お礼・その他100,000円2%
合計4,200,000円

ゲスト1人あたり60,000円。健太さんと美咲さんはこの数字を付箋に書いて冷蔵庫に貼りました。「父の会社の人たちも呼ばないと」という話が出たときも、この数字が一番役に立ちました。6人増えれば、ざっと36万円。そう言われると、話し合いの中身が変わります。

日本の結婚式ならではなのが、ご祝儀です。仮に友人中心で1人3万円前後のご祝儀をいただけるとすると、70名で約200万円。ふたりの自己負担は総額から差し引いて考えられます。ただし、ご祝儀の額は関係性によって大きく変わりますし、前払いの支払いにはご祝儀が間に合いません。ご祝儀をあてにしすぎない予算組みにしておきましょう。

ふたりは予想外の出費に備えて、さらに10%(42万円)の予備費を取っておきました。この予備費が必ず役に立つ理由は、のちほど説明します。

項目別に見る結婚式の費用

料理・飲み物:すべてを左右する項目

ほとんどの結婚式で、料理と飲み物は費用の中で最も大きな割合を占めます。見積もりは1人あたりの金額で出され、その幅もかなり広め。同じ「1人15,000円のコース」に見える二つの見積もりが、細かい条件を読むと大きく違うこともあります。

本当の差が出るのは、次のような点です。

  • 見積もりはサービス料(10〜15%程度が多い)と消費税込みの金額か?
  • 飲み放題はどこまで含まれる?乾杯酒やカクテルは別料金?
  • 子ども用のお子様ランチやアレルギー対応は追加料金?
  • カメラマンや司会者など、スタッフの食事代は?
  • お酒や引き出物を持ち込む場合、持ち込み料はかかる?

最初の見積もりから、打ち合わせを重ねるうちに金額が上がっていくのはよくある話です。料理のランクアップは特に上がりやすいポイントなので、最初から「実際に選びたいコース」で見積もってもらいましょう。

会場

料金は時期と曜日で大きく変わります。人気の春と秋、大安の土曜日は高め。仏滅や平日、真夏や真冬は割引プランが用意されていることも多いです。日取りに強いこだわりがなければ、必ずオフシーズンや六曜による割引を聞いてみてください。一番かんたんな交渉です。

使用料に何が含まれているかも確認しましょう。衣装や写真、装花が提携業者のみで、持ち込みに料金がかかる会場も少なくありません。会場費が安くても、提携業者が高ければ、結果的に安い会場とは言えません。

写真・映像

「もっとお金をかければよかった」と後悔する人が多いのが、この項目です。写真は一生残りますが、テーブル装花は残りません。比べるときは条件をそろえて:撮影時間、データの納品枚数、アルバムの有無、納期、前撮りが含まれるかどうか。

衣装・指輪・ヘアメイク

ウエディングドレスに目が行きがちですが、すべてを足してみましょう。お色直しのカラードレスや和装、ベール、靴、インナー、新郎の衣装、ヘアメイクのリハーサル。ひとつひとつは小さくても、合計すると大きくなります。

司会・音響、装花、ペーパーアイテム

装花は、挙式で使ったアレンジを披露宴のテーブルに移すのが、誰にも気づかれない定番の節約術です。ペーパーアイテムは、すべて紙で郵送するか、多くをWeb招待状にするかで金額が大きく変わります。詳しくは結婚式の招待状を送る時期と文例で解説しています。

見落としがちな出費(予算オーバーの原因)

ほとんどのカップルが、最初の予算をオーバーします。たいていの原因は大きな項目ひとつではなく、最初の表になかった細かい出費の積み重ねです。

サービス料と消費税。 見積もりが税・サービス料別になっていないか、必ず確認しましょう。総額で聞くのが鉄則です。

持ち込み料。 衣装やカメラマン、引き出物を外部から手配すると、持ち込み料がかかる会場があります。

お車代・お礼。 主賓や乾杯のご発声をお願いした方へのお車代、受付や余興をお願いした友人へのお礼、遠方からのゲストの交通費や宿泊費を負担するかどうか。現金で、あらかじめ封筒に分けて準備しておきましょう。

前撮りや二次会。 本番とは別の予算として、つい抜けがちです。

こまごまとした準備品。 ウェルカムボード、芳名帳、プチギフト、両親への記念品、当日の着替えやお直し用品。

キャンセル・日程変更の費用。 途中で日程や会場を変えると、内金や申込金が戻らないことがあります。

だからこその10%の予備費です。前日まで使わずに残っていたら、新婚旅行の費用にしてしまいましょう。

毎晩表とにらめっこせずに予算を分けるコツ

シンプルな方法を三つのステップで。

まず、総額を決めて、すぐに10%を予備費として取り分けます。残りが実際に使える予算です。

次に、それを項目ごとに配分します。上の表のような一般的な割合から始め、ふたりの優先順位に合わせて調整しましょう。音楽好きのふたりなら演出や音響に多めに、装花は控えめに。それで正解です。ふたりにとって本当に大事な項目を二つか三つ決め、それ以外は控えめに。

最後に、項目ごとに数字を一つではなく三つ管理します。予定額、確定額(契約したときの金額)、そして支払済額(内金など)。多くの予算表は最初の列しかないので、三か月もすると役に立たなくなってしまいます。

ふたりで同じ表を更新し続けるのが面倒なら、iPlanMyWeddingの結婚式予算管理が、総額から項目ごとの初期配分を出し、予定額・確定額・内金の管理をパートナーと共有できるようにしてくれます。もちろん紙でも構いません。大切なのは三つの列を持つことです。

目立たずに節約できるポイント

当日誰にも気づかれない節約は、確かにあります。週末を何度もつぶす手作りよりも、ずっと効果的です。

  • ゲストの人数を見直す。何より効果があります。
  • 日曜日や平日、仏滅、オフシーズンを選ぶ。
  • 引き出物は品数や価格帯を見直し、持ち込みが可能なら比べてみる。
  • 飲み物は、ゲストが実際に飲むものに絞る。
  • 友人にはWeb招待状、紙の招待状は目上の方や祖父母に。

逆に削らないほうがいいのは、写真とゲストの快適さ(座りやすい席、暑さ寒さ対策、スピーチがちゃんと聞こえる音響)です。みんなが覚えているのは、この二つですから。

いつどの内金を払うのか、支出をスケジュールに落とし込みたい方は、結婚式準備のスケジュールで月ごとにまとめています。

よくある質問

結婚式の費用は誰が払うもの?

決まったルールはもうありません。両家で折半したり、ふたりが中心に支払って両家から援助を受けたりと、形はさまざまです。親が援助してくれる場合は、金額を渡してもらうのか、特定の項目を負担してもらうのかを最初に決めておくと、あとで意見が食い違うのを防げます。

入籍だけなら費用はかかる?

婚姻届の提出自体に費用はかかりません。お金がかかるのは、そのあとに何をするかです。家族20人ほどのレストランでの食事会なら、衣装を含めてもシンプルにすれば数十万円台に収めることもできます。

オンラインご祝儀やファンドに費用はかかる?

サービスによっては、お祝い一件ごとに手数料が差し引かれます。選ぶ前に比べてみてください。詳しくはご祝儀とギフトリストの選び方で解説しています。

結婚式の準備をひとつの場所で

ゲストリスト、予算、チェックリスト、出欠確認つきウェディングサイト。すべて無料ではじめられます。

無料ではじめる
  • 結婚式準備のスケジュール|1年前・半年前・1か月前

    結婚式準備のスケジュールを時期ごとに解説。最初に予約すべきもの、セーブザデートと招待状を送る時期、婚姻届の手続き、そして半年以内で準備するときの進め方まで、本当に大事なポイントに絞ってまとめました。1年前、半年前、1か月前にやることがひと目でわかります。

  • ウェディングサイトに載せるべき内容|文例つき

    当日のタイムスケジュール、アクセスと駐車場、送迎バス、宿泊、ドレスコード、子どもの参加、出欠の返信フォーム。ゲストが本当に見ているウェディングサイトの項目を、そのまま使える文例と一緒に、ゲストが探す順番で紹介します。載せないほうがいい情報も解説。

  • ご祝儀とギフトリスト、どちらにする?選び方ガイド

    オンラインご祝儀やキャッシュファンドにするか、品物を選んでもらうギフトリストにするか、それとも両方か。それぞれが向いているケース、オンラインで受け取る前に確認したい手数料、ゲストの本音、そして角を立てずにお祝いについて伝えるための文例まで、まとめて紹介します。