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ご祝儀とギフトリスト、どちらにする?選び方ガイド

オンラインご祝儀やキャッシュファンドにするか、品物を選んでもらうギフトリストにするか、それとも両方か。それぞれが向いているケース、オンラインで受け取る前に確認したい手数料、ゲストの本音、そして角を立てずにお祝いについて伝えるための文例まで、まとめて紹介します。

· 1分で読めます

日本の結婚式では、お祝いといえば受付で渡すご祝儀が当たり前でした。結婚式に出られない人や、少し離れた知人からは家電や食器などの品物が届き、ふたりは同じトースターを三台もらって苦笑い、というのもよくある話です。

ところが最近は、事情が変わってきました。結婚前から何年も一緒に暮らしているカップルが増え、家具も家電もすでにそろっている。少人数婚や会費制のパーティー、海外在住の友人の多い結婚式も珍しくありません。そこで注目されているのが、Web招待状から送れる「オンラインご祝儀」や、新婚旅行などの目的に向けてお祝いを集めるキャッシュファンド、そして欲しい物をリストにしてゲストに選んでもらう「ギフトリスト(ウェディングレジストリ)」です。

とはいえ、「お金だけ送るのは味気ない」と感じるゲストもまだいます。年配の親族に多いですが、意外な人がそう思っていることも。では、どちらを選べばいいのでしょうか。

わたしたちの答えはひとことです。ふたりに本当に必要なものから決めて、その形をゲストに合わせる。二つは対立するものではありません。

ギフトリストとキャッシュファンド、実際の違い

ギフトリストは、具体的な品物をまとめたリストです。ゲストはそこから一つ選んで贈ります(大きなものは何人かで出し合うことも)。誰かが選んだ品物はリストから消えるので、重複がありません。お店や通販サイトのほか、ふたりのウェディングサイト上に置くこともできます。

キャッシュファンドは、お金でお祝いを受け取る仕組みです。多くの場合、新婚旅行、新居の頭金、リフォーム、ときには寄付など、目的とセットになっています。ゲストは好きな金額を、オンラインで、あるいは当日ご祝儀として渡します。日本で言えば「ご祝儀をオンラインで受け取れるようにしたもの」と考えるとわかりやすいでしょう。

その中間に、ハイブリッド型もあります。「プレゼント」に見えて実は旅費への参加(京都の旅館の一泊、新婚旅行先でのディナーなど)だったり、数点の品物リストにファンドを添えたりする形です。

ギフトリストが向いているケース

品物で贈るスタイルにも、まだまだ出番はあります。

これから二人暮らしを始める、あるいはもっと広い部屋に引っ越す。食器やタオル、寝具、ちゃんとした掃除機が本当に足りていない。そんなときはギフトリストがぴったりです。

品物を贈りたいゲストが多い。「自分たちが贈った器を何十年も使ってほしい」と考える祖父母は、決して古いわけではありません。ふたりの毎日のなかに居続けるための、その人なりの方法なのです。

重複を避けたい。リストがなければ、トースターが三台届くかもしれません。

結婚式に招待していない人や、ご祝儀を辞退する会費制パーティーのゲストが「何か贈りたい」と言ってくれたときの受け皿にもなります。

弱点は手間がかかること。品物を選び、3,000円から数万円まで価格帯をばらけさせ、リストを更新し、届いた品物を受け取って保管する。それなりに時間が必要です。

キャッシュファンドが向いているケース

家に必要なものはもうそろっている。新婚旅行がふたりにとってとても大事。マイホームの頭金を貯めている。ゲストが全国や海外に散らばっていて、品物を持ってくるのが大変。

こうした場合は、お金で受け取るほうがふたりにとって役立ち、ゲストにとっても楽です。保管するものも返品するものもなく、「ちょうどいい価格の贈り物」を探し回る必要もありません。

たとえば、付き合って八年、子どもが二人いて、家も一通りそろっているカップル。品物のリストはまったく意味がありませんでした。そこで家族旅行でアイスランドへ行くためのファンドを用意し、ウェディングサイトに数行で計画を書きました。最初は渋っていた親戚も含めて、多くのゲストが参加してくれたのは、お金が何に使われるのかがはっきりわかっていたからです。

ここが大事なポイントです。目的が見えるファンドは、説明のないファンドよりずっと受け入れられやすい。

ファンドの「物語」を伝える

ただの「新婚旅行ファンド」は抽象的です。計画を語るファンドは、参加したくなります。数行で十分です。どこへ行くのか、なぜそこなのか、何をしたいのか。旅をいくつかのパーツに分けて(航空券、温泉旅館の一泊、トレッキングの一日など)、ゲストが何を贈るのかイメージできるようにするカップルもいます。

目的があまり写真映えしないもの、たとえば新居の頭金やリフォームでも、そのまま素直に書きましょう。「祖母の家を直して二人で住みます。いただいたお祝いは新しいキッチンに使わせてください」のほうが、「お気持ちをお寄せください」よりずっと心に届きます。

そして旅行のあとは、きちんと報告を。参加してくれたゲストに旅先の写真を何枚か送るのが、ファンドに懐疑的な人への一番の答えになります。

オンラインでお祝いを受け取る前に確認したい手数料

ここは、多くのカップルが後になって気づくポイントです。オンラインのファンドやご祝儀サービスは、必ずしも無料ではありません。手数料の形もさまざまです。

  • お祝い一件ごとに差し引かれる手数料(パーセンテージ)
  • カード決済手数料。ゲストが支払う形になっている場合も
  • 受け取ったお金を口座へ出金・振り込むときの手数料
  • 一定額を超えると必要になる本人確認や上限
  • 口座に入金されるまでの日数

どれも不誠実なものではありませんが、実際にいくら受け取れるのかは把握しておきましょう。総額50万円なら、数パーセントの手数料でもちょっとした食事代になります。

ゲストがどこでお祝いを送るのかも考えておきたいところです。知らないサービスでアカウントを作らなければならないと、途中でやめてしまう人が出ます。日程や出欠の返信と同じウェディングサイト上で送れれば、ワンクリック少なく済みます。

一例として、iPlanMyWeddingのギフトリストでは、ゲストが予約できる贈り物と、ウェディングサイト上でカードで支払えるファンドを組み合わせられます。お祝い一件あたり2%のサービス手数料がかかり、それをゲスト側に負担してもらう設定も選べます。わたしたちが一番よく知っているサービスなので紹介しましたが、選択肢はほかにもあります。ぜひ比べてみてください。

当日の受付でのご祝儀は?

オンラインでお祝いを受け付けていても、当日ご祝儀袋を持ってきてくれるゲストは多いはずです。受付は、ご祝儀を預かる大事な場所。信頼できる人に受付係をお願いし、受け取ったご祝儀は決めた担当者(多くは親族)にこまめに引き継いで、披露宴の間は鍵のかかる場所やクロークで保管してもらいましょう。受付からご祝儀がなくなるトラブルは、残念ながら実際に起きています。

また、オンラインでも受け付けている場合は、そのことをウェディングサイトに書いておきましょう。ゲストが「現金を用意しなければ」と気負わずに済みます。

うまくいきやすい組み合わせ

多くのカップルにとっての正解は、どちらか一方ではなく、メインのファンドに5〜10点ほどの具体的な贈り物を添える形です。

ファンドで大きな計画をまかない、少しだけ用意した品物で「形に残るものを贈りたい」ゲストの気持ちに応える。食器棚が大皿でいっぱいになることもありません。「ネットでお金を送るなんて」と言う叔母さんも含め、みんなが納得できます。

気まずくならない伝え方

日本では、招待状そのものにお祝いの話を書かないのが一般的です。オンラインご祝儀やギフトリストについては、ウェディングサイトに載せて招待状からそこへ案内するか、小さな別紙を同封するのがスマートです。大事なのは置き場所よりも書き方。あたたかく、短く、言い訳がましくしないことです。

使いやすい文例をいくつか:

皆さまにお越しいただけることが、わたしたちにとって何よりの贈り物です。お祝いのお気持ちをいただける場合は、ウェディングサイトから新婚旅行のファンドにご参加いただけます。

一緒に暮らして十年、家の中はもうものでいっぱいです。でも旅の夢はまだまだこれから。お気持ちをいただける方は、パタゴニアへの旅に少しだけ力を貸してください。

ギフトリストもファンドもありません。来てくれて、一緒に笑ってくれたらそれで十分です。(どうしてもという方は、友人代表の○○がわたしたちの喜ぶものを知っています。)

招待状全体の書き方は、結婚式の招待状を送る時期と文例をご覧ください。ウェディングサイトのどこにこの情報を載せるかは、ウェディングサイトに載せるべき内容で紹介しています。

よくある質問

オンラインご祝儀やファンドには、いくら送るもの?

決まった金額はありません。ご祝儀の相場はよく話題になりますが、ゲストは自分の予算やふたりとの関係の深さで考えるものです。ふたりの側から「目安の金額」を表示するのは避けましょう。ゲストを困らせてしまいます。

ファンドへのお祝いには、特別なお礼が必要?

いいえ、品物のお祝いと同じように、一人ひとりに心をこめたメッセージを送れば十分です。式に出席していない方から受け取った場合は、内祝いを贈るのが日本の習慣です。ファンドで旅行に行ったなら、旅先の写真を添えたお礼状はいつでも喜ばれます。

招待状を送る前にファンドを公開してもいい?

はい、むしろおすすめです。日取りが決まった時点でお祝いを送りたい人もいますし、特に出席できない方は早めに贈りたいと考えることが多いからです。

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