ゲストが撮った結婚式の写真を集める方法
LINEグループ、共有アルバム、QRコード、テーブルに置く使い捨てカメラ。ゲストが撮ってくれた結婚式の写真を、画質を落とさずに、何度も催促することなく確実に集める方法と、それぞれの本当のメリット・デメリット、集めた写真の整理と活用法まで紹介します。
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結婚式の翌朝、ふたりはわかっています。写真は確かにあるのだと。挙式、披露宴、二次会で、ゲストが撮ってくれた何百枚もの写真。ダンスフロアで踊るおばあちゃん。友人代表のスピーチ。カメラマンが撮り逃した、集合写真のときの大爆笑。
問題は、それが八十台のスマートフォンにばらばらに入っていること。そして一週間たつごとに、それを目にできる可能性は下がっていきます。
たくさんのカップルを見てきたわたしたちの確信はこうです。ゲストの写真は、結婚式のあとではなく、結婚式の最中に集める。三週間もたてば、どんなに気持ちのあるゲストでも、旅行の写真や猫の写真のあいだから、あの日の写真を探し出してはくれません。
ゲストの写真が集まらない理由
やる気がないわけではありません。写真を送るには手間がかかります。どこに送ればいいのか調べ、いい写真を選び、Wi-Fiを待ち、送信に失敗したらやり直す。はっきりとした、すぐのお願いがなければ、誰もやりません。あるいは「とりあえず」ブレた写真を三枚送ってくれて、残りの四十枚はスマートフォンの中に眠ったまま。
画質の問題もあります。メッセージアプリの多くは、画像を自動で圧縮します。いとこが撮ってくれた素晴らしい一枚も、スマートフォンの画面で見るのがやっとのサイズになって届きます。
方法ごとの、本当のデメリット
LINEグループ
みんなが使っているので、多くのカップルがまず考えるのがLINEグループです。その場の雰囲気をリアルタイムで共有するには最高ですが、アルバムを作るにはあまり向いていません。
ゲスト120人のグループを作ったカップルを想像してみてください。翌朝には何百件ものメッセージ。「素敵な一日をありがとう!」やダンスの動画、スタンプのあいだに写真が埋もれています。写真は圧縮され、一枚ずつ保存しなければなりません。そして大人数のグループが苦手な何人かのゲストは、初日の夜に通知をオフにするか、グループを退出していました。
LINEのアルバム機能を使えば少しは整理しやすくなりますが、それでも小規模な結婚式向き、あるいは補助的な方法と考えたほうがいいでしょう。
共有アルバム(iCloud、Googleフォト)
LINEよりは整理しやすく、画質もいい。でも、壁にぶつかります。ゲスト全員が同じスマートフォンを使っているわけではないのです。iCloudの共有アルバムはiPhoneユーザーにはスムーズでも、それ以外の人には少し使いにくい。Googleフォトのアルバムは、Googleアカウントが必要になることがよくあります。機械に慣れていないゲスト、つまり一番写真が欲しい相手が、途中であきらめてしまいます。
クラウドのフォルダ(Googleドライブ、Dropboxなど)
元のファイルをアップロードしてもらえば、画質は良く、圧縮もされません。ただ、スマートフォンからのアップロードはあまり直感的ではなく、リンクはメールの山の中に埋もれていきます。
テーブルに置く使い捨てカメラ
フィルムならではの味わい、思いがけない自然な表情、そしてスマートフォンを出さなくていい気軽さ。日本でも「写ルンです」をテーブルに置く演出は人気です。その反面、購入と現像の費用がかかり、いくつかのカメラは行方不明になり、失敗写真も多くなります(フラッシュの押し忘れ、レンズにかかった指)。素敵な追加アイデアですが、それだけで完結することはまずありません。
QRコードからアクセスするWebページ
ゲストはテーブルに置かれたQRコードを読み取り、スマートフォンのブラウザでページを開き、写真を選んで送信するだけ。アプリのインストールも、アカウント作成も、グループへの参加もいりません。ゲストに求める手間が一番少ない方法で、ここではそれが何より大切です。
iPlanMyWeddingの写真共有はこの仕組みです。印刷用のQRコード、ゲストが写真を投稿してみんなで見られるウェディングサイト上のフォトウォール、そしてふたりがどの写真でも非表示や削除にできる機能があります。似たことができるサービスはほかにもあります。アプリもアカウントも不要なものを選んでください。それが決め手です。
写真を確実に集めるための方法
ツール選びよりも、伝え方のほうが大切です。うまくいく方法を紹介します。
結婚式の前に
ウェディングサイトの案内ページで伝えておきましょう。「当日は各テーブルのQRコードから、撮った写真をわたしたちと共有していただけます」。ゲストは心づもりをして当日を迎えられます。サイトのほかの項目については、ウェディングサイトに載せるべき内容をご覧ください。
結婚式の当日
QRコードは、人が立ち止まる場所に置きます。披露宴の各テーブル、芳名帳の横、ドリンクカウンターの近く、フォトブースがあればそこにも。小さなスタンドに、シンプルな一文を添えれば十分です。
素敵な写真は撮れましたか?ぜひわたしたちにも見せてください。読み取って、選んで、送るだけ。アプリは不要です。
そして、アナウンスしてもらいましょう。歓談中に司会者からひとこと(「新郎新婦は、皆さまが撮った写真を楽しみにしています。QRコードはテーブルの上にございます!」)あるだけで、案内のカードだけよりもずっと効果があります。みんながスマートフォンを手に持ち、写真が撮れたてのタイミングです。
これから席次表を作るなら、最初からQRコードをテーブルのアイテムや席札に組み込んでおきましょう。詳しくは結婚式の席次表の決め方で紹介しています。
結婚式のあと
翌日、全員に一度だけ、直接のリンクを添えてメッセージを送りましょう。長文はいりません。
素晴らしい一日を本当にありがとうございました!写真があれば、ブレていても、傾いていても、全部見たいです:[リンク]
そして一週間後に一度だけ、すでに届いた写真を何枚か添えてリマインドを。フォトウォールが埋まっていくのを見ると、参加したくなるものです。
写真の画質は?
画質の良いファイルを残したいなら、メッセージアプリよりも、元の写真をそのまま受け取れる方法を選びましょう。LINEを使う場合は、「オリジナル画質」で送ってもらうようお願いすると、時間はかかりますが圧縮されずに届きます。
動画については現実的に考えましょう。動画は重く、通信が混み合う会場から送ると失敗しがちです。自宅に帰ってからWi-Fiで送ってもらうようにお願いしましょう。
集めた写真をどうする?
忘れられがちなステップです。数百枚の写真が手元に集まりますが、画質はばらばら、重複もあり、ほとんど同じ十五枚の連写もあります。
すぐに整理しようとしないでください。数週間おいて、写真が届き終わり、気持ちが落ち着いてから。まず手早く一度目を通してブレた写真や重複を外し、二度目はゆっくりと、お気に入りを選びましょう。
これらの写真は素敵なお礼にもなります。ほかのゲストが撮ったその人の写真を、お礼状やはがきに添えてみてください。フォトブックに「ゲストから見た結婚式」のページを数ページ加えれば、カメラマンの写真とはまた違った思い出になります。
挙式中の写真は別に考える
ゲストにその瞬間を撮影ではなく体験してほしい、カメラマンが画面の森ごしに撮影しなくて済むように、と考えて、挙式中の撮影を控えてもらうカップルもいます。まったく正当なお願いです。ウェディングサイトに書いておき、挙式の直前に司会者や牧師から改めて伝えてもらいましょう。スマートフォンは、挙式後のフラワーシャワーで再び出番が来ます。
同じように、ふたりより先にSNSへ写真を投稿しないようお願いすることもできます。サイトに一行書いておけば、ほとんどの人は守ってくれます。
カメラマンとゲストの写真は競合しない
ゲストの写真は、プロのカメラマンの代わりにはなりませんし、その必要もありません。カメラマンは大切な瞬間を安定した品質で残してくれます。ゲストはそれ以外のすべてを撮ってくれます。舞台裏、ふたりが回りきれなかったテーブル、ふたりとは直接関係のない友人同士のやりとり。何年もたってから一番胸に響くのは、そういう写真だったりします。
カメラマンにどれくらい予算をかけるか迷っているなら、結婚式の費用はいくら?をご覧ください。
よくある質問
ゲストが写真を送るまで、どのくらい期間を設ける?
2〜3週間で十分です。それ以降は、ほとんど届かなくなります。大半は結婚式の最中と、その後の二日間に届きます。
ゲストが送った写真は、ほかのゲストにも見える?
ツールによります。共有のフォトウォールなら、ゲスト同士で結婚式を振り返ることができ、喜ばれることが多いです。必要なときに写真を削除できること、そしてページがインターネット上に公開されていないことだけは確認しておきましょう。
ハッシュタグで集めるのはだめ?
ハッシュタグで集まるのは、ゲストがSNSに公開で投稿した写真だけです。実際に撮った写真のごく一部で、しかも加工されたものが多くなります。アイデアとして楽しむのはいいですが、写真を集めるメインの方法にはしないほうがいいでしょう。